こんにちは、つたちこです。
先日に続いて眼科クリニックの日。
諸々検査を受けて、その結果、別の病院でも一度検査してもらうことになりました。
念の為、可能性を潰すため、と念押しされたくらいなので、多分別科で問題がある可能性は限りなく低いですが、たしかに可能性は潰したほうがこちらも安心。
で、紹介状を書いてもらったんですが、受け取ったときに違和感。
なんだこの宛書きは。
「◯◯先生御机下」
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せんせい・ごきか……??
◯◯には個人名が入っています。
初めて見ました。
気になったので、家に帰ってから調べました。
ドクターが手紙を書くとき、相手の先生の宛名を「○○先生御侍史」「○○先生御机下」と書くことがあります。これは、医療業界にだけ残っている独特の文化なんです。
「御侍史」「御机下」ってナニ?病院とフツウの会社で異なる言葉のマナー|レバウェル看護 お役立ち情報
(中略)
「御机下」(おんきか、ごきか)は、「直接渡すのは恐れ多いので、机の下に置いておきますね」という意味。
ほうほう。
基本、医師同士以外では使われない言葉だそうです。
これまでもお医者さんに紹介状を作ってもらったことがありましたが、そのときには先方の先生の名前まで書くことはなかったから、見たことなかったのかも。
机の下においておきますね、ってすごいへりくだり方ですね……!
机の下においたら、手紙見落としそうじゃない?
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別のページには、医師がこの言葉を使うかどうかのアンケート結果がありました。
医師同士で連絡する際に自身が使うかどうかについては、「例外なく使っている」との回答が開業医で54.6%、勤務医で49.8%となり、全体で半数以上の医師が例外なく使っていることが分かった
「(御)侍史」「(御)机下」50%超が高頻度で使用 | m3.com
このページにあるフリーコメントを見ると面白い。
医師の中にも「使う必要ない」派も一定いるようですし、そもそもへりくだった言葉なので「御」は不要、が正しいらしいです。
不要だとわかっているけど慣習的に付けてるともあります。
こちらは他とは違った視点のコメント。
御机下、御侍史と書かれていれば、看護師さんクラークさんもが開封でき、スムーズに業務がはかどります。他の先生宛の文書も、その先生の許可を取らずに自分が開封できるのでとても助かります。でも、●●先生、●●様と限定してあればそうもいきません。個人的には書簡箱に入ったままで開封が遅れてしまうことも。業務に関係するものは御机下、御侍史と書いて送付してくれるといいですね。
「(御)侍史」「(御)机下」50%超が高頻度で使用 | m3.com
「御机下」をつけたら、宛先の先生本人じゃなくても開けてOKのしるし! ってことなんですか?
机下とともによくつけられるらしい「侍史(じし)」は、秘書やおつきの人の意味があるそうで、たしかに「侍史」がついてたら、むしろ本人以外宛ということになります。
他の先生もそういう解釈なのか、気になるところです。
「御机下」も「御侍史」も初めて知りましたが、一種の業界慣習語でした。
意味合いからすると政治家とかにも使っていそうですが、医療業界だけみたいです。おもしろー。
他の業界ではなんで使われないのか、というか、なんで医師間だけでは使ってるのかが気になる。