こんにちは、つたちこです。
今日は、77年前に長崎に原爆が投下された日。
ここ糸島でも、11時2分にサイレンがなり、黙とうを捧げました。
広島の、6日の朝にもサイレンがなりました。
そしてもちろん15日の正午にもなります。
こちらに住むようになってから、毎年夏の盛りには、サイレンとともに黙とうをささげる習慣ができました。
こうしたサイレンは、私の知る限りでは、東京ではなかった。
幼いころの夏休み、甲子園の試合がテレビで流れているときに、テレビの中でサイレンがなって、黙とうしているのを見たことはあります。
そういう日だ、という認識ももちろんあります。
でも実際にサイレンが近くでなって「黙とうをささげましょう」と自治体が促す習慣はなかったな。
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これは東京だから、なのか、関東と九州の違いなのか。
福岡市内の都心部でもサイレンが鳴るのか。実は福岡でも糸島だけなのか。どうなんだろう。
ちなみにオット(北海道札幌→神奈川→東京→福岡)に聞いてみたところ、「覚えがないから、たぶんサイレンはなってなかったのでは」とのことでした(うろ覚えだそうですが)。
少し調べてみたら、こちらの記事がありました。
2年前の記事ですが、都内でもサイレンを流す自治体もあるそうです。
参考:原爆の日、東京は「黙とうサイレン鳴らない」? 実は30年以上取り組み続ける自治体も: J-CAST トレンド
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私が小学生のころに叔父が広島に転勤したことがあり、何度か夏休みに遊びに行かせてもらいました。
行くたびに原爆記念館や原爆ドームを見ることがあったので、小学生にはかなりショッキングなものとして記憶に刻まれて今に至ります。
叔父が買った「はだしのゲン」も当時全部読みました。きつかった。でも夢中で読んだ記憶があります。
それぞれの出身の方がほかの地域に行ったときに、認識の違いにびっくりすると聞いたことがあります。
東京から見ると、やはり、広島も長崎も遠いのです。物理的な距離の遠さは、感心の遠さにもつながる気がします。
教育される内容も頻度も、現地に比べたら断然少ないのだと思います。
同じ国内でも、当事者意識の違いはだいぶありそうです。
と思いましたが、やはり距離の問題じゃないかも。
思い出したのですが、糸島市の黙とうのサイレンは3月11日にも鳴ります。東北大震災の日です。
距離でいったら、はるかに遠いのに。
わずかな揺れも伝わらなかったに違いないのに、ちゃんと地域で黙とうをする。
もちろん、テレビなどで情報がリアルタイムで伝わる現代の災害は、また違うのかもしれませんが。
たぶん、よく知らない小さな子は「何でサイレンが鳴るの? 黙とうするの?」と聞くよね。
それに周りがきちんと応えることで情報が子供たちに伝わっていくのではなかろうか。
こういう習慣の積み重ねが「あの時こういうことがあった」と代々伝わる地道な努力なのかもなあ、と思った8月9日でした。
私も、世界各地の平和を願います。