美容院におけるシャンプーは、カットに等しい重要工程だよ!

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こんにちは、つたちこです。
東京時代に通っていた美容院は、表参道にあったお店で、結構な大型店でした。
シャンプー台がたくさん並び、カットするための鏡つきの席もずらり。スタッフさんも大勢。

担当をお願いしていた人は腕のいい人でしたので信頼して長らく通っていましたが、ネックなのがシャンプーでした。
美容院に行くと、カット前、あるいはカラー・パーマの前後に必ずシャンプーが入ります。

そのお店では、シャンプーは新人スタッフさんの仕事。
各シャンプー台に一人ずつついて、洗うタイミングで空いている台に促されて彼らにシャンプーしてもらいます。
つまり、誰にシャンプーされるかはその時にならないと分からない。

もちろん訓練してお店に出ているでしょうし「練習の一環」とまではいいませんが、まだ慣れない手つきの新人さんがほとんどです。
特に春は新入社員として入ってきたばかりの人が多い印象でした。
力入りすぎて痛い人、逆に弱すぎて不安になる人、その時によって様々でした。
だからといって「痛いわ!」とかをわざわざ言うほどでもなく、黙って耐える時間でした。
シャンプーが気持ちがいいかどうか、というより、不快にならないかどうかを心配する感じ
たまに上手な人にあたると「ラッキー!」ってなりました。
その時しか担当されないから、いちいち「もっとこうしてほしい」というのも面倒だし。

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「今日のシャンプー担当がいい人に当たりますように」
と毎回思いつつ、通っていました。

そして年を明けて春が近づき、ようやく慣れてきたかな? と思う頃には、次の新人さんが入ってくるのです。
教育も兼ねてて仕方ないのでしょうけど、メイン担当さん以外の部分では残念な気持ちになることも多かったです。

Photo by Greg Trowman on Unsplash

さて現在。
福岡に越して以来、ずっと担当してもらっている美容師さんがいます。
通っているお店は、シャンプー台は1台、鏡は2台しかない、小さなお店です。
スタッフ数も少なく、担当者はマンツーマンで最初から最後まで、カット・カラーはもちろん、シャンプー・ブローもすべて同じ人が担当してくれます。
たぶん、小さなお店で一番無駄のない形なのだと思われます。

これが、とてもありがたい。
なによりもシャンプー担当の博打がない。
いつ行っても、同じクオリティでシャンプーしてもらえる。

しかも、担当してくれる方は、シャンプーがとても上手なのです。
力強く、でも痛くなく、絶妙な力加減。むしろソフトタッチにも感じるのに、力強さがあって謎。
仕上げに、首回りのツボを押してくれるマッサージ付き。
隅々まで丁寧に洗い流し、蒸しタオルも熱すぎない温度調整をしてくれて気持ちがいい温度。
気持ちがよくて、いつも最後のほうには意識が飛びそうになります。
いつでも同じ安心感&ハイクオリティ。本当にストレスがなくてうれしい。

先日カットしてもらったときに、あまりにシャンプーが気持ちがいいので
「自宅で自分の頭を洗うときにもこのクオリティでやるの? こんな気持ちいいの、毎日やってるの?」
と聞いてみました。

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「うーん、お客さんにするのが100だとしたら、自分のをやるのは20くらいですかね」
「でもツボを押さえる秒数とかは、自分でいろいろ試したりします」
「ほかのお店でシャンプーしてもらったときにいいな、と思ったら取り入れるから、結構変化してますね」
とのことでした。

20かあ。
20でも十分気持ちよさそう。毎日あのシャンプー、うらやましい。笑
そして常に探求しているのだな。さすがです。

家で、少しでも似せてみようと思って試すのですが、全然違う。
彼女の技術がすごすぎる。あの「力強いのにソフトなタッチ」は本当に絶妙なのだ。プロフェッショナル。

カットももちろん上手で満足していますが、いつ行っても彼女のシャンプー技術で洗ってもらえると思うだけで、彼女のもとに通う価値が十分あるのでありました。

シャンプーって美容院での工程の中ではメインではない(だからアシスタントに担当させる)のだと思いますが、すべてを委ねてやってもらうという点では、施術される側としてはカットと等しい重要な工程に感じます。
いいお店といい担当さんを見つけられたことは、福岡来てよかったことの一つです。

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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