こんにちは、つたちこです。
突然ですが、宮本浩次さんにガツンとやられました。
宮本さん、エレファントカシマシの宮本浩次さんです。
私はもともとそんなに積極的に音楽に接するほうではないので、エレカシも「メジャー曲は知ってるけど、詳しくは知らない」程度です。
宮本浩次さん個人にいたっては、歌うまいけど動きが気になる、みたいな認識でした。
なんとなく勝手なイメージで、孤高の人、という感じ。
「動きが気になる」の最初の印象は、2018年の紅白出場でした。
曲名は「獣ゆく細道」。
椎名林檎さんとのデュエットです。
紅白は毎年見ていますが、だいたい食事しながらお酒も入りつつ見ています。
ある意味、とても印象に残る1曲でした。
微動だにしない椎名林檎と、やたら動き回って落ち着きのない宮本浩次さんの、あまりの対比に笑ってしまった覚えがあります。
こちらのツイートに一部掲載されていました。
その印象のまま、しばらく。
たまにテレビの歌番組で宮本さんを見かけますが、やはり動きのほうが気になってしまう。
なのですが、つい先日、たまたま耳にした歌がとても心に残る歌でした。
え、これすごい、いい。
それが宮本浩次さんの「夜明けの歌」。
探してみたら、公式のMVがありました。
これ、2021年の元旦に公開されたばかりだそうです。
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いい歌、いい声。
なんとも沁みる歌で、何度も繰り返し見ました。
宮本さんの歌は、日本語がはっきりと聞こえるのがいいですね。
言葉から気持ちが伝わってくる気がします。
そこから、宮本さんの公式Youtubeを色々見て回りました。
どの曲もいい。
高音もすごいですが、低い絞り出すような声もしびれる。
宮本さんに持ってたイメージがかなり変わりました。
そこでふと、以前見た紅白を思い出しました。
あの歌はどうなんだろう?
椎名林檎の公式チャンネルに「獣ゆく細道」MVがありました。
ちょっと!!!!
めちゃくちゃかっこいいじゃないですか!!
そして歌がものすごくうまい!!
歌手に向かって歌がうまい、というのもおこがましいですが、なんだこれは!!
椎名林檎もかっこいいけど、宮本浩次のこのカッコよさよ。
そしてデュエット、というか、二人の掛け合い。
実力者同士がぎりぎりのところでせめぎあっているような。2種類の「カッコいい」がぶつかり合って、二人の良さがより際立っている感じ。
これはもう天才じゃないの?
こんなかっこいい歌、なかなかないのでは?
私の持ってた、あの笑えるイメージはいったい……!!
視界で印象が止まってしまった私の浅はかさよ。
さらに見ていくと、「獣ゆく細道」、椎名林檎のライブ時の映像がありました。
生でこれを聞いた人がうらやましいぞ。
こっちでは、椎名林檎がちょっと笑いをこらえているような様子も見て取れます。
やっぱ笑っちゃうんだね。
そしてYoutubeのコメント欄を見ていて、はっとしました。
やりたい放題に歌ってるようにみえてちゃんとハモリでは音量を落とすしっかり者のミヤジ
つーかこんだけ動いてて声量と音程完璧なのホントにヤバいおじさんだよね
こんな暴れてんのに音程リズム完璧で草
ほんとにそれだ!!
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椎名林檎がメロディを歌うときにはしっかり音量落としてハモリに徹しているし(裏方のマイク音量の操作もあるのかもだけど)、あんなに激しく動いているのにレコーディング音源か? ってくらい完璧な歌声だ。
さらに、めちゃくちゃに見える動きもちゃんと椎名林檎を立てているし、ダンサーの邪魔もしていない。
本能のまま歌って暴れているようで、実はものすごくちゃんとしている。
これがコントロールじゃなくて「意識せず本能のままでちゃんとバランスとってる」だったら、もっとすごいですが。
宮本さん、現在54歳だそうです。
54歳でこんなかわいい顔(ほめてます)で、スタイル抜群で、暴れて、声量と音程がスーパー完璧って、なんなんだ!
あと、ソロデビューが10歳で「みんなのうた」っていうのも衝撃でした。
子供のころからちゃんと声楽指導を受けていた人だった。
そういう基礎がちゃんとあるからこその今なのでしょうか。
参考:宮本浩次 (エレファントカシマシ) – Wikipedia
……という感じで、いまは、宮本さんのYoutubeやら関連情報やらをいろいろあさっている最中です。
かっこいいなー。
でもライブやテレビ出演映像を見ていると、やっぱり多動が気になって歌が入ってきにくいのはたしか。
なんだかもったいない気もするけど、ああすることであの迫力ある声が出るのかもしれないですね。