こんにちは、つたちこです。
もうタイトルで全部言っちゃってますが、きのう出走した北九州マラソンで、人生初のサブ4達成しました!
といっても、ネットタイムですが!!
いいんだ、自分が満足なんで!
今回の目標
今回北九州マラソンでの目標は、ずばりサブ4。
4時間以内にゴールにつきたい。
そのために12月中旬から本格的(当社比)に練習をしてきました。
練習については別記事に散々書いていますが『限界突破マラソン練習帳』に書いてあることに沿って練習してきました。
本番のマラソンでも、本に書いてあるタイムに沿って走るつもりで、メモを腕に貼りつけました。
これで、3時間56分30秒でゴール、が目標です。
実際のタイム
完走証が後日発行のため、速報値なのですが、ランナーズアップデートによると、グロスタイム(号砲から)で4:01:55。
スタートラインを超えるのに、4分05秒かかっているので、実際の時間(ネットタイム)だと3:57:50。
つまり、4時間切れたー!!!!
わたし、これまで何度も「サブ4」と連呼してますが、これがどのくらいのレベルかというとですね。
市民ランナーの中で「サブ4」ランナーは、約20%ほどだそうです。
参考:サブ4って何?上位20%のみが達成するランナーとしての勲章 | BROOKS
北九州マラソンのEXPOで、昨年参加者のゴール時間の人数グラフがあったのですが、女性ランナーに限るとこんな感じ。
4時間以内のランナーは1741人中229人。
約13%です。
1回目のフルマラソンで、ゴールまで6時間半かかっていたわたし。
4時間切るまでになった(しかもこの年で)って、すごい。
自分でほめるぞー。
北九州マラソンのコースはとても走りやすい&条件もよかった
北九州マラソンのコースについては、先日高低差を確認する記事を書きました。
実際に走ってみると、最初の5kmは確かに緩い上り坂が続き、5kmすぎから長い下り坂、という感じでしたが、とても走りやすかったです。
ただ、最初の2kmは渋滞で全然スピードがあがらず、ちょっと焦りました。
5㎞すぎあたりではもう渋滞も解消されていたので、スタート直後の遅れを取り戻そう、と無理しない程度に下り坂の勢いでスピードアップしました。
むしろ、10kmすぎてからのほうが、アップダウンはきつかったです。
16kmを超えたあたりからは、緩やかな下りという印象。
ものすごく走りやすい。
あとからわかったのですが、少し追い風状態だったようです。
往復して帰ってくることを考えると、帰りが怖いなー、と思いながら走りました。
小倉を超えて門司に向かうあたりで、復路のトップランナーとすれ違いました。
断トツのトップで、2位のとの差がすごかったです。
門司港レトロまでたどり着いて折り返し、復路に入ると30kmあたり。
ここで、ちょっと強めの風とぽつぽつと雨が降った気がしました。
「気がする」程度で、その後は全然気にならなくなったのですが、向かい風が吹いていたのが少し気になりました。
(今まで追い風だから楽に走れたのか! と思った……)
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ここからはひたすら復路を走ります。
ここまでほぼ予定通り、オンタイムで走れていました。
いつもなら、このあたりでいわゆる「30kmの壁」が現れるのですが、なんと今回それが来ません。
疲れはだいぶ出てきています。
でも、つらくて足が止まりそう、とか、脚の筋肉が裂けそうに痛い、とか、もうやめたくて泣きそう、とか、そういういつもの激しいつらさがない。
ええ、すごくない?
つまり、この悪くない体調で、サブ4達成まであと12km、ということです。
そして走りながら考えました。
この日は天気も穏やかで、晴れたり薄曇りだったり。
気温は低めで、必死に走ってもそれほど大汗をかかないくらいの温度で、寒すぎず暑すぎず。
風も、一瞬海風が強かったけど、それ以外ではそれほど強くない。
そして残り12kmのゴールまでは、他に見ないくらいの超フラットなコース。
マラソンは、同じ42kmでもコースや気候によって条件がだいぶ変わります。
今回みたいな好条件でサブ4達成できなかったら、二度とできないんじゃないの!?
こんなチャンスにがんばらなくて、いつがんばるんだ! 今でしょ!!
林先生が叫んだかと思いました。
更に、もう一個いつもと違うことがありました。
今回の北九州マラソンもオットと一緒に参加していたのですが、オットもほぼ同じタイムで進行していました。
いつもなら、スタート時は一緒でも、走り出すとすぐにはぐれてしまい、ゴールまでの道はそれぞれ別々に走ります。
特に後半は、お互いに見かけることはまずありません。
ですが今回は、オットも同じ練習をしていて、同じサブ4狙いのペースで走る予定でした。
そのため、たいていは私の前後50m以内くらいを走っていて、たまに給水のタイミングで私が先行したりすることも。
「一緒に仲良く走る」というよりは、置いていかれたらサブ4断念を意味する、というデッドヒートを繰り広げていた、という方が正しい感じでしたが。
つまり、オットは私が走りたいスピードで走っているということ。
オットが前にいる場合、オットをペースメーカーにできる、ということです。
さらに、夫以外にも同じくらいのスピードで走っている方がもう一人いて、その方もずっと長い間私の20m前くらいを走っていました。
その二人から離れないように、ひたすら一定のスピードでついていく!
と思ったら、自分が時計をそれほど気にしなくてもよくなって、とても楽だったのでありました。
(もちろん5kmごとのタイムなどは必ず見てましたが)
35kmをすぎ、このままいけばサブ4行ける!
……と思いましたが、やっぱりフルマラソンはそれほど甘くなかった。
残り4kmくらいから、すっごく足がつらくなってきました。
名付けて38kmの壁。
持参した補給食ショッツも全部飲んでしまい、ドーピングパワーも終わってしまったらしい。
あとたった4kmなのに!!
ひたすら走りますが、残り3kmで本格的につらくなってきました。
スピードも、予定より1kmあたり20秒くらい落ちてしまってました。
オットにも、もう一人の方にも、どんどん引き離されていき、焦ります。
どうしてもついていけない。
この時、3時間40分くらい。
疲れた頭で必死で計算します。
たとえ1km6分かかったとしても、18分あればゴールにたどり着けるはず!
さらにアクシデント発生。
残り2kmくらいで左足の土踏まずが攣りそうになりました。
このタイミングで!!
泣きそうになりましたが、そのまま無理やり走り続けていたら、完全に攣るまで至らず、なんとかクリア。
もう一つアクシデント。
私はいつも音楽の力を借りて走るのですが、この最後の最後に、なぜかBluetoothイヤホンの接続が突然切れてしまいました。
なんでここで!!
一番きつくて一番力を借りたい時に!!!
でもフリップベルトからiPhoneを出して接続しなおして……とやるのもスピードが落ちそうだし! なにより面倒だし!
と思って、残りは音楽なしの自力(脳内音楽再生)で走ることに。
このころ、オットともう一人の方は、視界には入っていますが、100mくらいは離されてたかな。
とても追いつけそうにない距離になってました。
でも、残り1kmくらい。
必死で走りました。
大通りから角を曲がり、ゴールが見えてからは必死のダッシュ。
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そして、ゴール!
ゴールにあったグロスタイムの時計は4時間1分すぎを示していました。
自分の時計を止めて見ると……。
3時間57分51秒!!!
なんというぎりぎり!!
でもやった!!
達成して嬉しいというのもありましたが、なんかこう、解放感がすごかったです。
ようやく呪縛から逃れた、みたいな。
グロスタイムもクリア出来たら一番よかったんでしょうけどね。
いいんです、自己満足。
給食も充実でしたがあまり食べず……
北九州マラソンの給食は15km過ぎからスタートし、3kmおきくらいにいろんな企業が提供した給食が出てきました。
詳しくはこちら。
※給水は5km以降に回数も量も豊富にあったので、全然困りませんでした。
ですが、今回私はスピード重視で、あまりたくさん食べませんでした。
クッキーを最初の給食で1個いただいたのですが、口の水分を持ってかれて、かなりつらかった。
(おいしかったのだけど!)
なので、2か所目以降はバナナとか、袋入りのゼリーとか、食べやすいもの、と思ったものだけをいただきました。
途中にあったぼた餅とか、和牛丸焼き(!)とか、超気になりましたが、走りながらは無理だ……と諦めました。
小倉和牛……。
ゴール後の提供にしてほしかったよー。
あとは持参していたショッツを15km以降10kmおきに1本、最後38kmでもう一本、と計4本飲みました。
今回の負傷
今回は、最後の最後でスピードが落ちましたが、激痛みたいなのはなくてすごい!
……と思っていましたが、帰宅してから足がピリピリするので見てみたら、右足の親指付け根に血豆。
そして、左足の親指の付け根に水ぶくれがそれぞれ発生してました。
それほど大きなものでもなく、帰るまで平気だったくらいなので、痛くて走れないということはなかったのですが。
水ぶくれはともかく、血豆ははじめて出来ました。
今までとは、負荷がやっぱり違ったんでしょうか。
北九州マラソン、来年もまた出たい!
サブ4達成したら、うれしくて泣いたりして、とか思ってましたが、そんなこともなく。
嬉しいはうれしいのですが、なんかまだぼんやりしてます。
ほんとか? みたいな。
それにしても、北九州マラソンのコースは本当に走りやすかった。
道も広くて走りやすいし、給水・給食も潤沢。回数も多い。
ボランティアの皆さんも大勢でサポートしてくださるし、応援の声もすごかった。
本当にありがたかったです。
案内や動線もスムーズだった。
運営、素晴らしいと思います。
今まで出た中で一番よかった大会でした。
これは……可能なら来年も出たい。
関係者の皆さんには、感謝感謝です。
ありがとうございました!
北九州マラソンでの服装と持ち物について、まとめました。