「NHKスペシャル 東京リボーン第1集」職人は巨大建造物を目指す、のか?

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こんにちは、つたちこです。
NHKスペシャル「東京リボーン」を観ました。

再放送が26日深夜にあるようなので、未見の方はぜひ。

事前にアピールの強かった「AKIRA」の世界観をもっと深堀して使うのかと思いましたが、オープニングとインターバルとBGMに使う感じでした。
ちょっと表紙詐欺ぽさはある……。

いやでも、内容は面白かったですよ。
東京オリンピックに向けての湾岸地域の巨大建築の話がメインでした。

 

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観終わってオットと話していたのですが、建築の職人さんたちは「難易度の高い大型建築に携わりたいから東京に行く」というモチベーションがありなのかどうか、ということ。

たとえば、私が関わるウェブサイト構築でも、地方(九州)と東京で比べると、やはり大型案件や派手なプロモーションサイトなどは、断然東京のほうが案件が多い。
(※とはいえ、福岡事情をそれほど詳しく知らないので、違ってたらすみません……)

地方の仕事は、それはそれで必要なものではあるけど、「大変かもしれないけど、デカい仕事にかかわりたい! 自分のスキルも職歴もアップしたい!」みたいな気持ちがあれば、やはり東京の事業会社あるいは制作会社にいくべきかと。
すぐに手に入るかはわかりませんが、チャンスはやはり多いかと思います。
(特にそういう実績の多い会社に入れば!)

 

建築も同じで、地方のおうちやマンション、あるいはある程度のビル建築も、生活にかかわる大事な仕事ではあるけど、でかい建造物や新しい工法に関わりたい欲みたいなのは、職人さんにもあるのかなあ、と。

番組の中で「全国から職人を呼び寄せた」みたいなナレーションがあったので、優秀な職人さんなら全国どこで仕事してても声がかかる、みたいな世界なのかもしれません。
でもやっぱり「やりたい!」と声をあげる人を呼ぶ率は高そう。
もちろん技術が伴うことが最優先だと思いますが。
職人不足という話もニュースで聞きますしね。

 

それにしても、あれほどの大型建築物が、21世紀の現在でも、現場でのミリ単位の調整や工夫で成り立つとは知りませんでした。
あれは「優秀、かつ経験を積んだ職人さん」がいないと成り立たないですね。

確かに、大きなものこそ「ミリ単位調整」がないと、全体が大きく狂ってしまうんでしょうけど、すごい「人の技」でした。

 

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そして東京オリンピックって、「予算が膨らみまくり」からの「予算削減」をニュースで見聞きしてましたが、その余波が全部現場に来ているんだなあ、という悲しみ。
「これしか出せない」
「でも基本は設計通りのものを作って」
「耐震・免振・津波・台風・その他もろもろの災害があっても大丈夫な安全性は、もちろん確保ね」
ああ、何という胃が痛くなる状況。

結果として、「予算削減のための工夫による新技術獲得」とかのメリット(?)はあるかもしれませんが、振り回されるのは結局現場ですよね、と。
自分と比較するには、予算の桁が違いすぎますが!

 

それにしても、この取材内容なら、最後の建物完成まで追っかけて、さらに別の番組を作り直すんだろうな。
建物軸で東京オリンピック直前の特番か、人軸で「プロフェッショナル」もありそう。
(何本も作れそうだなー)

最後の最後で、耐震偽装問題にさらっと触れていたのも気になります。
あんなに苦労して設置したのに、そこから耐震設備やりなおしかーい!! みたいな……。
つらい……。

 

第2週は2019年2月放送だそうです。
AKIRA世界観を使うことの是非は置いておいてw、番組自体は楽しみです。

 

NHKスペシャル | 東京リボーン第1集ベイエリア未来都市への挑戦
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20181223

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この記事を書いた人

つたちこ

フリーランスのwebディレクター。基本方針は、健康的においしい食べ物とお酒を楽しむこと。できるだけご機嫌で生きていきたい。
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