こんにちは、つたちこです。
話題の映画「カメラを止めるな!」をようやく見てきました。
wikipedeiaによるとこんな感じです。
『カメラを止めるな!』(カメラをとめるな!)は2017年製作、公開の日本映画。監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品。2017年11月に先行公開。その後、国内及び海外の映画賞を数々受賞[5]し、2018年6月に日本国内で凱旋上映を行った。監督・上田慎一郎にとっては初の劇場長編作品。
もともと単館上映で公開していたものが、人気が出たことで全国配給になったんだそうです。
この映画、じわじわといろんな人から、めちゃくちゃ面白いという評判を聞いていました。
「面白い」「見るべき」というのと同時に、
「ただし何も事前に調べるな」「予告編すら見るな」……とも。
気にはなるけども、そんなわけで映画を見るまでは何も情報を仕入れない様にしていました。
で、見てきました。
たしかに、何も知らずに見て大正解でした。
これからみる方は、何も情報を仕入れず、そしてエンドロールまで、しっかり見逃さずに見ることをお勧めします。
9月以降も拡大上映は続くみたいですよ!
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(以下、ネタバレ的なことを書いてしまってます、これからの方は見ないほうがいいです)
面白かった!
事前に「面白いから見るべき!」という、ある意味ハードルが上がった状態で見ましたが、なるほど!! という後半の2重構造に、ニヤニヤしっぱなしでした。
前半の「ワンカット」部分も、たまに「ん?」ということがあったのですが、それを含めて全部種明かししてくれる後半。
すごい、完璧だ、拍手! と思いました。
そして、監督はいろんなところの抑圧(普段の妥協連続の仕事、プロデューサーの適当さ、無茶ぶり、役者のわがまま、家族の冷たい視線……などなどなど)にずっと耐えていたのが爆発したんだねー、というのが一番なんだかじわっときました。
演出にも役者の演技にも徹底的にこだわる「理想を追求する監督像」を自ら演じることができたのだね。面白いんだけど、なんか泣けちゃう。
最後のキメの演出(クレーン撮影)がトラブルでできない、となった時に、その演出にこだわる理想像の監督と現実(普段の妥協連続)の監督とのはざまで、はっと気づいて一瞬混乱するシーンとか、切なかった。
しかし監督やりながら演じるって、ほんとすごいな。とっさのことでやむを得ずとはいえ!(いやこれもそういう役者さんの演技がすごいってことよね!)
ただですね、前半の『One Cut of the Dead』の部分。
チープながらも迫真の演技、なんですが、その「ワンカット」のカメラワークの揺れが激しくて、ちょっと車酔いのような状態になってしまいました……。
その前に食べたランチの影響や、映画館内の温度設定などもあったと思うんですが、胃が痛いわ酔って気持ち悪いわ、その影響か冷や汗みたいなのは出るし暑いし寒いし、という状態を抑えながら観ていたのが残念でした……。
(完全に私側の理由です!)
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ちなみに一緒に見たオットは、「こんなに面白かったのは久々!」というくらいの高評価でした。
いや、私も面白かったのですよ、とても。
体の不調のほうに気がとられがちで、映画に集中できなかったのが悔やまれます。
もっと体調万全で、のめり込んで見られたら良かったなあ!(涙)
あと先ほども書いてしまいましたが、エンドロール。
ここで「本当のメイキング」が流れるのです。
出来上がった作品、そのメイキングトラブル編(ある意味本編)、そしてそれの本当のメイキング、という3重の意味で感慨深かったです。
もう一度内容知ったうえで観たら、また見る目が変わるんでしょうか。
でもやっぱり初回ほどの衝撃(感動ともいう)はなさそうかな。
噂のハードルを越えて、面白い作品でした。
「カメラを止めるな!」公式サイト
http://kametome.net/index.html
※こちらも映画前は見ないほうが良いと思います。お近くの上映映画館を探すならGoogleで!笑