こんにちは、つたちこです。
昨日に引続き、福岡のデジタルマーケティングイベント(セミナー)「デジタル神無月2017」の2日目に行ってきました。
https://tsutachi.co/blog/2017/10/digital-kannnazuki-1/
2日目は、10時半スタートの朝イチセッションから、最後まで参加。終わったのは19時前でした。
うーん、長い。
長いのですが、非常に実のある話も聞けたし面白かったです。
以下、印象に残った話の自分メモです。
全部書ききれず、2回に分けて投稿します。
Contents
特別セッション ~福岡LOVE経営者が語る「事業展開における福岡の真の強み」とは?~
福岡拠点で全国の仕事をこなすウェブマーケ企業2社の代表が語る、福岡を生かした事業展開と、採用のお話。
福岡(というか九州)は通販王国。
もともとマーケテイング気質の人が多いのだそう。
明太子や豚骨ラーメンなど、地元のものじゃないものをうまく売り出す、みたいなことがうまい。
確かに明太子の材料(たらこ)って福岡産じゃないのに、なんで名産なんだろう、と謎でした。
マーケティングがうまいのか……。
そこを生かしていけば、東京圏などの大都市圏でも十分勝負していける、という話でした。
あと、横のつながりが強い、というお話もありました。
それはなんとなくわかる。
福岡の方は、すごく「人を紹介してつなげる」文化があるなあ、と思います。
ビックリするときもありますが、よそ者の自分にはありがたい話です。
採用については、ハイスコアさんは「優秀な人材確保のために福岡に支社を出した」のだそう。
東京は優秀な人も多いが、採用する会社も多いので、ライバル多し。
今、採用はどの企業でも苦労しているんですね(前社のとき採用に関わったのでよくわかります)。
今のわたしは福岡で企業に属していないので、その辺の感覚はピンと来てないのが正直なところ。
何らかの形で、いろんなつながりが持てるといいのかも、と思っています。
動動動画クリエイティブの真髄と真骨頂を探しはじめたよ
動画をもっとマーケティングに生かすべき、というお話。
調査したところ、静止画よりも、動画を見た人のほうが、「もっと知りたい」という気持ちを高めることが分かった。
若いユーザーなどは、動画によってアプローチが有効になるケースもある。
静止画やテキストより、情報量が圧倒的に増えるので、ユーザー体験をイメージしやすくなる。
この辺も実感できます。
<スポンサーリンク>
企業動画=CMという考えになってしまいがちだけど、それは今どき違う。
ちゃんと「動画の目的」をはっきりさせ、その目的のための設計をして、そこから演出、クリエイティブを用意するのが大事。
この「目的をはっきりもって実行する」というのは、1日目のセッションでも、2日目の他のセッションでもよく出てきた言葉。
何にでも通用する真理。
なんとなくで作る、使うのは意味がないのだ。
一方、どんな要素が刺さるかは、やってみたいとわからないことも多い。
たとえば、同じシナリオだけど登場する犬が違う動画のどれが一番受けるか、など。
この辺は理屈を考えるより「量産前に一度テストしてみて、一番いいものでその後を進める」というのが一番確実とのこと。
前の例で言うと、
・同じシナリオで登場犬種を3パターン作る、
・同じシナリオで音楽を変えてみる、
・同じ動画でナレーションを変えてみる、……など。
今どきは、スマホで手軽に編集ができるので、低コストで作ってSNSなどで反応をみてみるといいとのこと。
あと、動画も「検索でリーチ」が半数だそうで、検索対策さえしっかりしていけば見てもらう機会が増えるそう(しかも広告費などがかからない)。
タイトルやタグのつけ方でリーチが変わってくるので、上位ユーチューバーなどを参考に勉強すべし!
ソーシャルアカウント運用と広告と私。
3名のパネラーがそれぞれ個性と立場の違いがあって面白かったです。
主なテーマは以下の3点。順に書いていきますね。
・広告アカウント運用の考え方
・クリエイティブについて
・各SNS投稿のTIPS
広告アカウント運用の考え方
メディアが変わると、目的と表現が変わる。
そのメディアを使っているるユーザーの体験を意識して「どんな目的」で「どう表現する」かを考えるべき、とのことでした。
特にSNSはアルゴリズムが随時変わっていきますが、変わらないのは『「答え」ではなく「問い」をつくる』ということ。
そして、メディアの思想である配信アルゴリズムを意識することが大事。
それから、それぞれの媒体にどう寄り添って運用していくか。
場の理解と場の設計をきちんとして、各SNSの特徴と変化をとらえるようにするのが大事。
たとえば。
Facebookとインスタは、自分の好きな人や知り合いとつながっているから、「好意を持たれ、嫌われない広告」にする。
LINEは、テキストで情報を伝える文化なので、「文字を読んで意思決定する」ような広告にする。ビデオにしても文字を多用した表現にする。……など
各SNSのユーザーがどんな人たちなのかも把握する。
Twitterは、29歳以下が絶対的に多い。若いSNS。
インスタは、「若い女性のもの」という印象が強かったが、最近は40代以降のユーザーが男女ともすごく増えている。
また、インスタの使い方も、すごく変化している。
以前は「厳選した一軍写真だけをアップするもの」だったけど、今はストーリーで日常写真(いまいちな二軍写真)もアップするようになってきている。
なので、以前二軍写真を投稿していたTwitterは使わずに、全部インスタで済んでしまっている、とのこと。
私、インスタは基本たまに見るだけ、という超ライトユーザーなので、そもそもストーリーを自身で使ったことがありませんでした。
このセッションのあと、実際にストーリーで何度か投稿してみたり、ほかのストーリーを見てみたりしましたが、今一つ「ストーリーの使い方」がピンときません。
もっと実践で使ってみないと感覚がつかめませんね……。
「はちえん」さんからは「伝える資格」が必要、とのこと。
そもそも、「自分の商品、サービス」を自信もってセールスできるかどうか、そこが一番肝。
つまりSNS以前に、アピールする内容に自信があるか、ということですね。
大統領にアピールするくらいの勢いが必要とのことでした。
クリエイティブについて
<スポンサーリンク>
当たり前の正攻法のアレンジ、それと、当たり前じゃない別の方向にチャレンジするバランスが大事。
正攻法のアレンジ(A、A’、A”……)ばかりやっていると、それが当たらなくなった時のダメージが強い。
当たり前じゃない方法(B、C、D……)も試して、クリエイティブの幅を広げていくのが大事、とのことでした。
また、UGCの活用も有効。
UGCとは「user generated content」。利用者(ユーザー)によって作成されたコンテンツの総称で写真や動画などの他、感想や商品レビューなども含まれます。
ここでは、主に写真や動画のことを指していました。
UGCのクオリティは様々ですが、企業側が作りこんだ広告写真よりも、リアルなユーザーの写真(UGC)のほうがニュースフィードになじむ、というメリットがあります。
あとは、投稿をキャプチャしてストーリーでアップする「リポスト」も有効とのこと。
つまり、いかに普段みんなが見ているものになじませるか、が重要。
広告っぽさを匂わせない工夫が必要です。
あとは、動画は縦型広告のほうが広告効果が高い、とか、独自性のある、ユーザーに伝えたくてうずうずする話を書く、等の話がありました。
SNS投稿のTIPS
インスタ、Twitter、LINEの各SNSの投稿時のTIPSです。
これ、最後で時間なくて駆け足でしたが、とても参考になりました。もっとちゃんと聞きたかった!
・情報収集に活用されると考える。
・検索ユーザーを逃がさないように#の使い方に気を付ける。
例として……
#デニムコーデ > #デニム
より検索情報収集意欲が高い探し方をしているユーザーが見る#を使うべき。
#天神ランチ > #ランチ #天神
インスタはかけ合わせ検索ができないので、「#場所+ランチ」のほうが、本当に天神でのランチを探しているユーザーに届く。
・きちんと時系列表示されないアルゴリズムに変わったので、連続投稿したい場合は、リプライで連ねると話の流れが伝わりやすくなる。
・盛り上がるために活用されることが多いので、大喜利的な使い方をする。
LINE
・メッセージの配信内容も大事だが、タイミングや量がユーザーのストレスにならないようにする(ブロックされないように)。
・そのためにも他社と被らない時間帯にするなどが必要。同業研究をする。
今回はここまで!
続きは明日レポートします。
#松尾さんセッションの推敲技が全然生かせてないー!!(むずかしい)
http://digital-kannnazuki.com/
2日目、続きのレポートはこちら。
https://tsutachi.co/blog/2017/10/digital-kannnazuki-2-2/
「デジタル神無月」初日のレポートはこちら
https://tsutachi.co/blog/2017/10/digital-kannnazuki-1/