こんにちは、つたちこです。
NHKのドラマ「舟を編む」を楽しくみています。

昨日放映された第8回。
大渡海の編集も進行し、かなり大詰めを迎えています。
「究極の紙」を目指した辞書用紙も完成。あれは胸が熱くなりました。
(宮本さんはやっぱりみどりが好きなのかしら……)
抄造シーンは本物の製紙工場のものだと思うのですが、テストなのに、あんな大量に抄造するのか! とビビりました。
製紙会社の新しい専用紙開発のための予算と研究開発と規模感に圧倒されます。
いったいいくらで請け負っている仕事なんだろう。
どういう契約なんだろう。支払いはどういう条件?
何部刷るのかもう決まってるのだろうか……じゃないと開発費とか考えるとできなくない?
でも紙の開発も編集が年単位ってことは、部数もぎりぎりまで決まらなそうだけど、どうなってるの? 最低部数(紙量)だけが決まってるとか?
紙のコストは本の価格に当然反映するわけで、莫大な開発費はかけられないはず……。
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などといらぬところの心配をいろいろしてしまった。
紙の製造担当の人も、辛かろう。押し通す宮本さんはかっこいいけど!(俳優矢本さん、最近大活躍だ)
束見本ができてきたところは、こちらまで嬉しくて誇らしい気持ちになりました。
実寸の束見本、あれはうれしい。
(以前、印刷の仕事もちょいちょいやってたので、共感しやすいシチュエーションでした)
でもこれでめでたしめでたし、となるわけもなく、最後にものすごい大きな事故発生。
最終回までの最後の最大トラブルエピソードだろうか。
あるべき項目「血潮」が、抜けてる。
見出しリストからも抜けてたので、みどりが異動する前段階からのミスではあるけど、チェック中に気付けなかったことは痛い。
「ぼくのちーしーおー」って歌ってるし。
この伏線があったのは結構前で、まだみどりが異動したてのころだった。たしか。
シーンは覚えてます。「あ、これは不吉だな」と思った覚えが。
こんなあと、ギリギリに出てくるんだ……。
「万一こうなったら地獄だ」と脅されたあとで、あの項目抜けの伏線が回収されるんだ……と心臓がぎゅっと縮こまる気持ちがしました。
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「大渡海」の編集は、私の今までやってきた仕事とは比べ物にならないボリュームだし規模感だし、「わかる」とは言えないけど、事の重大さはわかる。
みどりが「自分のチェックで漏れた」っていうのを自覚しているのもわかる。どんな絶望感だろう。
ドラマをみているだけでお腹が痛くなりました……。よく、隠さずに言った。えらい。
このエピソードは小説にもあったんだっけ? ドラマオリジナルでしょうか。覚えてないなあ。
ドラマの残り回数は2回。
「大渡海」発行を遅らさないために、なんとか人海戦術で確認作業をやりとげるんだろうか。どれだけの人数でやるんだ?(本来のスケジュール通りの編集業務もあるだろうし……)
ハラハラと1週間過ごさねばならないのが辛い。
なんとかするだろうとは思ってますが!
こんなに感情移入して見ているドラマは久しぶりかもしれません。
余談
松田龍平がアプリ制作会社役(?)で出てくるのが熱いですね(映画版で馬締役だった)。