こんにちは、つたちこです。
楽しんでいたまんが連載が終わってしまいました。
「煙色のまほろば」(後藤うどん先生)です。
煙色の人生に幸あれ! ヤニカス人生賛歌!!
煙色のまほろば・第1話 | ビッコミ(ビッグコミックス)
ユキコは今年70歳。
でも、周囲からの「おばあちゃん」扱いに ちょっと不満げ。
サクラは今年 就活生。
でも、失敗続きで自信を喪失。
社会から そっぽむかれた二人は秘密の喫煙仲間。
ベランダから今日も立ちのぼる灰煙。
でもーー人生灰色のままじゃいられない。
「サクラさん、最高の1本吸ってみたくない?」
人生の「一福」を求めて、ヤニカスの冒険が始まります。
私はタバコは吸いません。
これまでの人生で遊びで吸ったことが1回か2回くらいあるかな。
「タバコを吸う」にちょっと憧れたこともありましたが、吸ってみても全然ハマらず。今に至ります。
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だけど「煙色のまほろば」を読むと、あーこんなふうにおいしくタバコを吸う人もいるんだなあ、と微笑ましい。
主人公2人が70歳のユキコさんと大学生サクラさん、という組み合わせもいい。
お隣さん同士にしても、なかなかこの年齢差で仲良くなるのはハードル高そう。
一緒にタバコを吸う、っていうのは、こんなふうに垣根を取っ払えるものなんだろうか。よく会社の喫煙所で仲良くなるみたいな話を聞くけど、そういう感じなのかな。
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以前読んだ「メタモルフォーゼの縁側」は、同じBL作品に惹かれるところから高齢女性と女子高校生が仲良くなる話でしたが、なにかしらの強い共通項があることで年齢差を飛び越えたシスターフッドが生まれるのかもしれません。
「煙色のまほろば」では、ユキコさんは家族から年寄り扱いされていることが辛いし、サクラさんは就活がうまく行かないのが辛い。不器用な二人。それぞれ全然違う方向の悩みなんだけど、お互いの行動や言葉が、心を軽くするんだな。心強いヤニ仲間。
毎回こころがホカホカする感じのまんがでした。
結構長く読んでいた気がしましたが、全部で25話なので、そんなに長くなかったですね。
最後まで二人がなかよくて、前向きなラストで、よかったです。
二人みたいに、目をギラギラさせて(キラキラではなく)最高の一服をしたくなる漫画でした(実際にはタバコは苦手なので、できないですけど!)。私もやりたいこと、やれるうちにどんどんやろう。