こんにちは、つたちこです。
「朝活書写って知ってる?」とオットに聞かれたのが数日前。
知りません。
オットのフォロワーさんがやっていて面白そうよ、とのことで見てみました。
こちらのTwitterアカウントです。
こちらのアカウントから、1日1回青空文庫から抜き出したお題が出て、これを手書きで書写する、という活動だそうです。
最大100文字程度。
参加したみなさんの作品がこちら。
みんな美しい字……!
楷書もあれば行書っぽく崩したものや筆で書いたものもあります。中には丸文字や、フォントのような文字や、レタリングのような個性的な文字もあり、面白い。
「書写」というと、いわゆる教科書体のような文字を想像していたのですが、もっと自由でいいのね。
筆記用具も、ボールペン、万年筆、筆、鉛筆、つけペンなど様々。
これがインク沼ってやつだな? というようなインク自慢の投稿もよく見かけます。
なるほど、たしかに面白いね。
<スポンサーリンク>
私は自分の字が大嫌いだし、文字を書くのも嫌いです。ヘタだから。
ヘタすぎて、手書きのメモを書いてもあとで「これ、なんだっけ?」ってなるレベル。
もちろん人に見られたくない。
人前で文字を書く機会には冷や汗をかきます。
ヘタなりにゆっくり書けばまだましなのですが、頭の中の勢いに手が追いつかなくて早く書きたくて焦ってしまうのです。よけいぐちゃぐちゃになる。
だから、パソコンがどんどん普及して打ち合わせのメモもノートパソコンでOK、メモを渡すのもSlackやメッセンジャーでOKになったことで本当にほっとしてました。
キーボードのほうが断然文字打つのが早いし見やすい。手書きなしの世界、万歳。
同時に、手書きする機会は激減し、ますます字が下手になった気がします。
ごくたまにペンを持つと手が震えてしまう。
だから「書写」は私には一生縁がないでしょ、と思っていたのですが、皆さんのツイートを見て面白そうなので書いてみました。
ちょうど1000回目のお題だったそうです。
ヘタなので、薄目で見てほしい。笑
実際にやってみると、面白いな、と思いました。
こんなに文字をじっくり書いたのは何年振りだろうか。
初めてやるときに、一番気を付けたのは字を大きく書くこと。私はちいさくごちゃっと書きがちなのです。
マス目サイズに合わせて書き、十字の左右と中心を意識すること。
なにより、ゆっくりかくこと。
子供のころの漢字書き取りの宿題のようです。
でもあの頃も、いかに早く書き終わるかが大事だった気がするので、こんなに丁寧には書かなかったな。
改めて一文字ずつ丁寧に書くと、この字ってこんな形だったか、とか、書き順はこれで合ってたかな、とか、いろいろ気づきがありました。
なるほど、これはいいかも。
調子に乗って2回書いたら、2回目は集中力が落ちていい加減になってしまいました。
私の場合、長時間は向かないみたいです。
翌日も、翌日のお題でやってみました。
「御」が多い。
<スポンサーリンク>
ヘタなのは相変わらずですが、止め、はね、角、はらい、空間の意識など、普段の手書きの時には一切無視するようなところを気にして書くのが新鮮です。
ただ、使っていたペンのジェットストリームが、書いている途中でインクが途切れてしまう。
ペンの使い方が悪いのかな、といろいろ試してみると、どうやら私は力を入れすぎているようです。
力を抜いて書くとスムーズにインクが出るようになりました。
そこで思い出しました。
もっと書きやすいペン、万年筆があったはず。
かなり前にちょっとあこがれてペリカンの子供用万年筆ペリカーノジュニアを買ったことがありました。
手書き嫌いなのに。笑
探したらありました。インクのストックも。
はめてあるインクカートリッジはからっぽでかぴかぴだったので、カートリッジを外したペン先を水洗いして固まったインクを洗い流してから、新しいカートリッジをはめます。
おお、ちゃんと書ける。サビてもいなかったし、丈夫です。
万年筆だと力が要らず、するすると滑らせると文字が書けて、とても使いやすいです。
この万年筆は、もともと子供のペン習字用なので、指をあてる部分に角度がついてて「正しい持ち方」ができるようになってるのもありがたい。
ペン先に太さがあるのも、大きめの文字を書くのにちょうどいいです。
これだ。
3日坊主ぎみのわたし、どこまで続くかわかりませんが、朝にやらない朝活書写やってみようと思います。
こういう集中をする時間、なかなかないので楽しいです。