こんにちは、つたちこです。
「きのう何食べた?」の18巻が発売されました。
待ってましたー!
以下ネタバレあります!
コロナ禍?のある世界
18巻、端々で、「コロナ禍のある世界」っぽいせりふが出てきます。
自主休業、給付金、売上減、元店長帰国、株価暴落、リスケの嵐、テレワーク、などなど。
でも一言も「新型コロナウイルス」とは書かれていない。
ただ「不景気」とだけあります。
シロさんとケンジの世界に、今の世相を入れつつも、そのものではないのですね。
なので、みんなマスクはしていない。
シロさんはジムに行くし、お正月にはご両親のホームに会いに行くし、富永家や小日向さんたちや同僚とごはんも一緒に食べる。
たしかに、ごはんがメインの漫画で、一緒にごはんが食べられなかったらつらいなあ……。
なので、コロナではなく、あくまで「不景気」なんでしょうね。
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でもそういう状況を取り入れていると思ってなかったので意外でした。
シロさんの思いがぐっと来た
18巻は、17巻に続き、シロさんが積極的にケンジを思う部分が多くて「おお……」ってなりました。
まさかシロさんから「養子縁組」の言葉が出ると思わなかった(結局養子縁組はしませんが)。
あんなにかたくなだった初期のシロさんでは考えられない。
特にここ。
遺産相続の件で、
「それって死ぬまで俺と一緒にいてくれるって事?」
と聞くケンジに、心の中で答えるシロさん。
「違うよ、たとえこの先別れたとしても、遺産を譲ろうなんて思う相手はお前ぐらいだと思うからさ」
「その時、別の人間と暮らしててもそれでもいいんだよ」
ケンジが聞いたら泣いて反論しそうです。
以前もケンジのことを「自分と別れたとして、その時は泣くだろうけどすぐ次の相手を見つけるだろう」とジャッジしていたシロさん。
もしそうなったとしても、自分にとって、こんなに思いの強い相手はケンジしかいないってことなのね。
そして不景気ゆえに収入が激減したケンジに、折半の生活費を自分が持つかどうか逡巡するシロさん。
でも今の対等な関係のケンジが好きだから、それは言い出さない。
そしてケンジの好きな食べ物を作って、喜んでもらうことで応援する。
いざとなったらいくらでもケンジを(精神的にも金銭的にも)フォローするのでしょう。
シロさんてば……!!!
めちゃくちゃケンジのこと好きだな!? むしろどんどん好きになってるな!?
胸と目頭が熱くなりました。
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しかし、遺産相続とか、シロさん四捨五入して60歳とか、時の流れをしみじみと感じる。
ついこの間、50歳の大台に乗ってジルベールにお祝いされてたんじゃなかったっけ……。
二人が一緒に暮らしてるのも相当長いですよね。
それでも生活の変化に合わせて、二人とも進化してるのがいい。見習いたい。
チャレンジしたい料理
今回もおいしそうな料理がたくさん。
手間のかかるものから、すぐにまねできそうなものまで気になるものがありました。
とりあえず、手軽に手が出せそうなのは、このあたりでしょうか。
- 塩肉じゃが
- アボカドチーズトースト
- カボチャポタージュ
- すいかヨーグルト
(この3つは夏にセットでやりたいところ) - 味玉
- 焼きうどん
小日向さんの料理はちょっと手が出にくいけど、蒸魚がおいしそうだった。
さすが小日向さん、ゴージャス!
切り身でも真似できるかしら……。
あと、佳代子さんのりんご入りきんとん、ごろっとりんごが入ってるの、おいしそうです。
以前なかしましほさんのレシピでりんごきんとん作ったのですが、りんごをさつまいもと一緒に煮てつぶして餡にするタイプでした(そして栗甘露煮が入る)。
りんごごろっとバージョン、来年の正月に作ってみようかな。
ぼちぼち真似してみようと思います。
おまけ。
富永家と家族ぐるみのお付き合いになってるの、すごくいい関係。
飾らずに一緒にご飯が食べられて、お互い助け合って、つかず離れず。
いいなあ(そしてお父さんが急にふけたなあ……)。