こんにちは、つたちこです。
月初にブログを書くのを10日ほど休んで、復活して数日経ちました。
休んでいた10日間、特に最初は肉体的にも精神的にも書けない状態でしたが、最後のほうは書こうと思えば書けたと思う。
再開しようと思えば先週末からできたのに、何を書けばいいかわからずぼんやり数日過ごしてしまいました。
このブログの「毎日更新」を始めたのが、2017年7月末。
それ以来2年と8か月、1日も欠かさず何とかぎりぎり更新してきました。
計算してみたら、976日でした。1000まであとちょっと。我ながら結構すごい数字ですね。
今更だけど、なんか惜しかったな。
しばらく休むことを決めて「書かなくていい」と自分を許すことは、とても甘美な体験でした。
いつもはだいたい夕食を食べた後に「ブログ書かなきゃ」「仕上げなきゃ」とあわあわとパソコンに向かっているのです。
それがない。
夕食の後にかたづけて、そのままテレビでニュースを見ている私がいる。
なんて余裕のある食後の時間。
ブログを始める前の私はいつもこんなだったっけ? 思い出せない。
ぼんやりできて、ものすごく楽だ。時計を見ながら焦ることがない。
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一方で、思考能力というか、考える気力みたいなものが減っていった気もする。
(そもそもそういう気力&体力の余裕がないから休んだのですが)
いつもなら「今日は何を書こう」と頭の中でぐるぐると巡らせているのに、それが不要なのです。
なにかを作ったり、考えたり、思いついたりしても、「それ以上の何か」にする必要がない。
だから、いざブログを再開しよう、と決めたあとの「何を書こう?」は相当ハードルが高かったです。
なに書けばいいんだろう? どうやって書いてたっけ?
こんなブログでも、毎日つづけて書いているより、再開のほうが大変なのを思い知りました。
車輪がまわり続けてると簡単に転がるけど、一度止めると次の走り出しがとても重くなるのを実感。
そうまでして、なぜ続けるのか。
つい最近、私の愛読しているブログを書いているフミコフミオさんが寄稿していました。
ブログで人生を変えるために必要なたった一つのルール 書くことで「自分の武器」を知る | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
ちょうどブログを再開してすぐに、この文章を読みました。
肝心なことは書くことであって、書き残した文章ではない。書いているときは、対象が何であれ、自分と向き合っている状態である。
つまり書くことは考えること、己の思索をたどることである。そして、書くことは、対象との向き合い方や距離を確認する作業である。書くを継続、繰り返すことで、世界の見方が形成されていく。それこそがあなただけの世界観になる。
引用:ブログで人生を変えるために必要なたった一つのルール 書くことで「自分の武器」を知る (3/4) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
自分にとって、ものすごく響く記事でした。
これが、私がブログをとにかく更新し続ける理由かもしれないな、と思いました。
私の場合、ブログで自分自身の存在を確立できているとは思えないのですが、でも確かに自分の中にあるよくわからないなにかを取り出す作業にはなっています。
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ぼんやりと、あるいは、もやっとしたものを、なんとか目に見える形に整える。
とても不格好ですが。
とりあえず書くことで、「ああそうか、自分はこう思ってたんだな」とわかることがあります。
これがフミコフミオさんのいう「自分と向き合っている状態」なのかもしれません。
一方、無理やり形を与えてしまっているなあ、と思うこともあります。
自分の中のもやもやと、アウトプットしたものにずれを感じたり。
これはうまく言語化できずに無理やり書いたケースですね。
ただ、うまく形にできなかったとしても、「ちょっとなんか違うかも」と気付くことにもつながり、とにかく目に見える形に取り出したほうが冷静に客観的に見られます。
(特に翌日以降に見直したときとか……)
あと、「毎日更新」という縛りを作ることで、何かを考えるきっかけをつくるために物事への関心や興味を持つことにもつながる。
逆に言うと、文章を書かないことは、自分が何も考えないでいい怠惰への第一歩だと気づいてしまった。
書くのを休まなかったら、知らないままだったかもしれません。
書くのを続けることは、嬉しかったり楽しいことも、たまに面倒だったりいやになったりで辞めたくなるときもあります。
大変な面もありますが、でも自分のいろんな記録です。
時間が経った後で見返したときに、自分でもすっかり忘れてて驚く楽しさもあります。笑
相変わらずの内容だと思いますが、今後もブログを書いていきます。
よければ、どうぞおつきあいください。
Photo by Christin Hume on Unsplash