こんにちは、つたちこです。
以前辞めた同僚とご飯を食べることになり、私が場所セッティング役になりました。
そんなときに見かけたのがこの記事。
回答率100%!? 希望通りの飲食店を探してくれるグルメチャットアプリ『ペコッター』の裏側とは? – リクナビNEXTジャーナル
リクナビNEXTジャーナルは、知り合いが関わっていることもあり結構チェックしているのですが、このキャッチイメージ。強烈です。ビジネス系記事なのに、着ぐるみ……。
ということで興味を引いて読んでみたのですが。
ペコッターは、行きたいお店の要望などをチャットに書き込むだけで、イメージキャラクターの「はらぺこ君」や、ユーザーからおすすめのお店情報が寄せられるというiOS専用アプリ。回答まで約5分というスピード感も然ることながら、行きたいお店が決まったらすぐに予約を代行してくれるという、なんともありがたいサービスを兼ね備えている。突然店探しの必要に迫られても、忙しくて予約の電話をかけられなくても、ペコッターに問いかけるだけですべてが解決するのだ。
「回答率100%!? 希望通りの飲食店を探してくれるグルメチャットアプリ『ペコッター』の裏側とは?」より
え、なにそれすごい。
ペコッター自体知らなかったのですが、記事を読むほど興味がわきました。
朝、目覚めとともにペコッターをチェックして回答して……からスタート。ミーティング中や移動中でも、夜中の2時頃眠りにつくまで、質問がきたら即回答の日々でしたね(笑)。
「回答率100%!? 希望通りの飲食店を探してくれるグルメチャットアプリ『ペコッター』の裏側とは?」より
マジ人力!!!!
ものすごい興味がわきました。
(上記はアプリ開始当初の話だそうですので、今は違うそうですよ。詳しくは本文読んでね)
というわけで、「ペコッター」を使ってみた
アプリのダウンロード後、最初に自分のプロフィールを簡単に設定します。(ニックネーム、年代、性別、よく行くエリア登録など)
ためしに、その元同僚との食事を想定して、質問を投げてみました。
まずはシチュエーションを選び(友達と、夜ご飯)、あとは「できるだけ詳しく」というので、希望をつらつらと書いてみました。
投稿ボタンをおしたら、速攻でbotらしい自動チャットが来ました。
とはいえ、結構時間かかるんでは…と思っていたら、30秒もたたずに最初の答えが来ました。
メカペコ君(公式)。チャットbotですね、でもお店のセレクトは結構いい感じです。
文章がちょっとおかしいのはbotなのでしかたないか。和食が食べられる店って。どうみてもビストロですが。
メカペコ君が2回連続で返答がきました。
お、こちらの店もなんかいい感じ。おいしそう。紹介文章は用意されたものを適当に選んでるのか。
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その後3分ほどしたら、さらに別の一般の方からも回答がきました。
ちなみに、「ちーず」というのを見てみると、提案された店が地図上のどこにあるかわかります。
同じ「新宿3丁目」のオーダーでも駅からの遠近はありますよね。
外にいる場合なら現在地からの近さとか、そのへんもこれでフォローできる。すごい。
で、提案してくれた中の1件を予約してみることにしました。
店の情報の横にある「予約依頼」ボタンを押すと、はらぺこ君(公式)とのチャット画面に飛びます。
もうチャットの文面に店名と予約に必要な情報が書いてあるから、日にちと時間と何名かを入れて19:09に送信。
送信したら速攻で「かしこまりぺこー!」と返事。
その次に「予約名、電話番号」を聞かれます。
一瞬、「個人情報……」と思いましたが、いずれにしても店には教えなければいけない情報なので伝えます。
このとき、19:10。
これも速攻で「かしこまりぺこー!」と返事。
この素早さ……!
予約に必要な情報全部をいっぺんに聞かないところも、こちらの入力負荷を下げてる気がします。
1分ほどたったら「順番に電話するから待ってて」「いま電話してるぺこ」と立て続けにチャットが入ります。
この「放置してません」感がすばらしい。
で。
19:15には「予約取れたぺこー!」と連絡がありました。
まじか! マジでいま電話してます、だったのか。蕎麦屋の出前じゃなかった!!
で、希望した店に希望通りの予約を入れてもらえました。これが19:15。予約も依頼から5分で完了!
で、ふと気が付きました。
もし人数変更やキャンセルすることになったら、こっちで電話するんかな。
なのでそれも聞いてみました。
予約変更もチャットで頼める……!!!
なんだこれ、まじすごい!!!
久しぶりに感動を覚える体験ができたアプリでした。
これは一度ぜひ使ってみるといいと思う!!!
LINE、チャット感覚のスピード感でお店の選定から予約までできてしまうのがね、ほんとすごい。
少しでも時間がかかる場合にいちいちフォローのチャットが入るのも「既読無視」されてない気遣いを感じます。
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あとはらぺこ君、君かわいいな。
語尾にぺこぺこついてうざいかと思いきや、かわいいぞ。
レストランの予約といえば「おいしい店とのつきあい方」 の教え
私の愛読書の一つに「おいしい店とのつきあい方」という本があります。
飲食店のコンサルをしているサカキ シンイチロウさんが書いた本で、今でも続編?をほぼ日に連載しています。
この本には、予約をするときからレストランでの素敵な時間が過ごせるかどうかが決まる、とあります。
お店が忙しくなさそうな時間を想像してタイミングを見計らって電話、きちんと名乗って挨拶をして、どういうシチュエーションでどういうメンバーがいて、といったような情報を伝えて、レストラン側にこちらの達成したい目的をくみ取ってもらう。
たとえば、大事なお得意様の接待を成功させたい。
彼女の誕生日に素敵なディナーをプレゼントしたい。
同僚とにぎやかに打ち上げをしたい。
家族水入らずでごはんを食べたい。
などなど。
レストラン側と食べる側がきちんとコミュニケーションをとってこそ、その席はいい席になる、といったようなお話でした。
その話を私はすごく大事に思っていて、特にちょっといいお店を予約する時には、サカキさんの教えの通りに電話するよう心掛けています。
一方、ペコッターは、お店とのコミュニケーションを全部任せることになるので、逆に言えばこちらにも店側の雰囲気(電話した時の背景の音とか接客対応とか)はわからない、というデメリットもあります。
そういうコミュニケーションを大事にしたい……という気持ちももちろんあるのですが。
でも「ペコッター」が便利なのは確か。
いや、ものすごい便利です。
だって移動中だろうと仕事中だろうと、ささっと隙間時間にチャットすれば、調べて(というか提案を受けて)予約できちゃうのです。
食べログとかぐるなびで調べたりする面倒なところをやりました、という先ほどの記事にあったものも、大当たりです。
細かい情報比較するの、面倒ですから。
この手軽さ、簡単さはちょっと、既成概念をひっくり返されました。
大事な会食には以前と同じように自分で電話したいところですが、友達とご飯くらいな軽めの食事なら、ペコッターが活躍するに違いない。
ペコッターの謎
ちなみに、質問したり答えたりすると「ペコ」という単位のポイントがもらえて、これがamazonギフト券に換金できるそうです。
回答した人にもメリットがある、っていうことで相互扶助できているんですな。
いったいどうやってマネタイズしているのか、謎すぎます。
アプリに広告は出ないのです。
お店と提携してキャッシュバックでも受けているんだろうか……。
(でも提案していない店でも予約できるそうなので、確実じゃない……不思議……)