こんにちは、つたちこです。
徳島の旅、2日目に「大塚国際美術館」に行きました。行ってみたかった場所の一つです。

大塚国際美術館は、西洋名画を中心に、陶板で原寸大に再現したものが展示してある美術館です。
鳴門の渦潮観光の次に立ち寄り(場所が近いです)、11時半ごろに到着。
近隣に駐車場があり、そこからシャトルバスで移動します。
入場券を買うのに並ぶので、オンラインチケットを買っておきました。当日でもOKで、金額も安くなるのがありがたい。
まずは腹ごしらえ、と美術館内のレストランに早めのランチを食べに行きます。

手入れされた庭園を見ながら、鯛茶漬けランチ。

食べたところで、いざ出発! スタート地点に戻ります。
入ってすぐにあるのが、システィーナ礼拝堂。を、模したもの。
紅白で米津玄師が中継したところですね!


ちょうど無料のガイドさんが説明しているタイミングだったので、聞き入ります。
本物と同じサイズって、すごいな、と感じ入る。すごいもの作ろうと思ったなあ。

<スポンサーリンク>
その後、順路に沿って見ていくのですが、最初のフロアの途中で気づきました。
これ、めちゃくちゃ時間かかるな……??
駐車場からのシャトルバスの中で「全部見ると4km歩く」「作品数は1000余点」という情報を見かけたのですが、単純に歩くのではなく、当然絵を見ながら歩く。
だから、とても時間がかかります。
見たいところを中心にしていかないと、時間内に見きれないのでは。
というわけで、興味のあるところを中心に見ることにしました。
古代はわりと飛ばし気味に、中世、ルネサンス、バロック、近代、現代。いや、飛ばしたの古代だけじゃん……。
館内の展示方法は、「環境展示」と呼ばれる教会や遺跡をそのまま再現したもの、「系統展示」と呼ばれる美術史的に変遷が理解できるように並んだもの、あと、テーマ別に展示されてる絵、など。
系統展示でも「いろんな画家のピエタ」とか「いろんな画家の受胎告知」とか、テーマごとの部屋があって、これも面白い。
同じ主題でも解釈が色々あるんだなあ。
つまり、どれも面白い! けど数がおおいよ〜〜!!

絵の内容や雰囲気に合わせて、展示室のカラーやソファの色が変えてあるところも凝ってるなあ。


これらの絵は陶板に印刷したものにさらに手作業で手を加えているそうです。
触ってもOKだそう。本物ならこんなことできない、というほど近くで、じっくり見られるのです。
感心したのは、ゴッホのひまわり。
ちゃんと筆のあとが立体的になっているのです。これどうやってるんだ。

3Dスキャンとかで再現しているんだろうか……。
全部の絵に筆跡があるわけではなかったので、ゴッホは特別扱いなんだと思います。


<スポンサーリンク>
どれも原寸大で有名な絵をたっぷり体感できるのはすごい。
知ってる絵も「こんなに大きいんだ」と思うことがしばしば。
すごいけど、本物じゃない、偽物(レプリカ)なんだなあ、と感慨深い。
でもほんとうによくできてて、印刷ベースのはずなんだけど、ものすごーく間近で見ても、全然印刷ぽさがない。
ドットが見えないのです。
単眼鏡でアップでみても、筆で書いたとした思えない。
これはほんとうにすごい技術だ。
絵を見られるのもすごいけど、このレプリカの再現性の話や技術をもっとじっくり見られる場所があればいいのに!(実はあったのかな、気づかなかったけど)
疲れたので、クリムトの絵をイメージしたモンブラン(栗ムトってこと…?)を食べて休憩。


気づけば、あまり時間がなくなってます。
「興味あるところを中心に」と思ってても、つい見入ってしまって時間がかかるのだ。

あと1時間くらいで美術館でないと、となったときに、まだ1フロア全然見ていない状態でした。
多すぎなんじゃ。
最後の現代美術のフロアは、ほぼ駆け足。
ピカソのゲルニカは見ないと、と探して見に行き、ぎりぎり制限時間内にゴールしました。

これはまじでまる1日かけるべきのボリューム感ですね。
大塚国際美術館は、時間と体力と歩きやすい靴と身軽な体が必須アイテムでした。
すごい作品勢揃いだけど全部レプリカ、っていう不思議な空間で面白かったです。
